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英語教育フォーラム「児童英語の現在と未来」開催

 本学では10月31日(土)、文学部英語コミュニケーション学科(2010年度より人間発達学部英語コミュニケーション学科に改組)主催の英語教育フォーラム「児童英語の現在と未来」を開催。小学校や中学校の教員をはじめ教育関係者など約160名の聴衆を前に、小学校における英語教育の話題を中心にして、3名のパネリストによる報告とシンポジウムが行われました。

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 報告ではまず、文部科学省初等中等教育局教育課程課・国語教育課教科調査官の直山木綿子氏が2011年度に完全実施される小学校の「外国語活動」の目標・内容・指導者などについて解説。外国語活動の目的は外国語の音声や表現に慣れ親しませることで、外国語の力をつけることでないことを強調し、次の3点を指摘されました。①今回の新学習指導要領において、コミュニケーションというキーワードによって小・中・高の英語教育がつながった、②中学校の英語は小学校の外国語活動を踏まえた教育を行う、③小学校とは異なり、中学校は外国語の力をつけることが目的。

 神戸市・島根県の中学校で26年間の英語教師経験をもつ田尻悟郎関西大学外国語学部教授は、大学転身後2年半に約150校の小・中学校の授業を見学した経験から考察を展開。中学校の英語教師について、中・高・大という長いスパンを考え、自らは中学校を担当しているという意識が必要と述べるとともに、小・中の教員の交流・連携の重要性に言及されました。また、大学教員の役割について、小学校を訪問し、具体的なアイデアを提案すべきとの指摘がありました。
 アメリカで日本人駐在員の子女を対象とする学習塾を運営し、現在NPO東京コミュニティスクール校長の市川力氏は、アメリカの学校教育のやり方に共鳴した経験をもとに探究型教育推進の立場から小学校英語の問題にアプローチ。「こどもなら楽に身につく」「早くから始めればより高い目標に到達する」といった早期英語教育の有効性を幻想だと指摘し、「教わりたがりのこども」を増やすだけと警鐘を鳴らされました。発見と追求のサイクルを回し、こどもの探求心を育てることが重要と述べ、必要なのは多様性で、一律に英語を教えるのには懐疑的との見解を示されました。

 この後行われたシンポジウムでは本学英語コミュニケーション学科・浅井雅志教授のコーディネートにより、会場からの質問に各パネリストが回答する形で進行。教育現場からの切実な問いや悩みが多数寄せられました。

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