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都市環境デザインフォーラム「市民にとってのまちづくりと京都らしい街並み景観整備のありかた」開催

 本学では、11月7日(土)に京都市国際交流会館にて、現代ビジネス学部都市環境デザイン学科主催の都市環境デザインフォーラム「市民にとってのまちづくりと京都らしい街並み景観整備のありかた」を開催しました。当日は、第一部の基調講演に引き続き、第二部では3名の報告とそれをもとにしたパネルディスカッションを実施。約130名の建築や行政の専門家、熱心な市民が参加しました。

 第一部では、西村幸夫氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)が「都市景観政策の今」と題して、ここ5年間の日本における景観行政の変遷と、各地の景観に関わる事例を参照しながら、都市景観政策の現状と問題点を中心に約1時間にわたって講演。講演の最後に同氏は「近年は地方分権が進んでおり、国主導ではなく、地方それぞれの都市が創意工夫しながら、都市景観をよりよいものにしていく必要がある。京都市にもその中心的役割を担ってほしい」と述べ、都市環境の激しい変化のなか、今後ますます地域単位での景観政策が重要となることを指摘されました。

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  第二部では、まず寺田敏紀氏(京都市都市計画局建築技術担当局長)が、ここ2年間の京都市の景観政策に関する概要と取り組みについて説明。その後本学が募集した懸賞論文の[専門家・大学院生部門]最優秀賞受賞の山田嘉朗氏(有限会社山田建築工房代表取締役)と、同[大学生・市民部門]最優秀賞受賞の竹見泉氏(講師)が、それぞれ専門家と市民の立場から京都市における都市景観政策に関して提案。
 寺田氏は、京都市の新たな景観への取り組みを「高さ規制」「デザイン規制」「眺望景観・借景」など6つのテーマに分類、それぞれの取り組みの事例などをあげながら、わかりやすく解説。また、山田氏は実際の調査をもとに町家の所有者それぞれ固有の問題などを解消するソフト面の拡充と福祉施設などの公的スペースへの転換が容易になるようなハード面の整備の必要性を、竹見氏は景観について子どもへ問いかけること、身近な眺望に関心をもつことなど小さなことから一般市民の意識を高めることを、それぞれ問題提起されました。

 これらをふまえたパネリスト全員でのディスカッションでは、山田氏による町家の福祉施設への活用提案に寺田氏が建築基準法をクリアしながら前向きに検討したいと答え、竹見氏の眺望への関心が今後京都だけでなく、全国的な都市景観政策に重要な視点になると西村氏が応答するなど、限られた時間のなかで最後まで活発な議論がなされました。

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